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きっかけは、大体わかっていた。 生活の不摂生、ネトゲのやり過ぎ、徹夜でゲーム。 そこで生じたひずみが、一気に私に襲いかかっていた。 それは、『たちの悪いカゼ』とい名のモンスターとなって、 週末、そして休日の昼間を過ごす私を苦しめていた。 「う~、やっぱだるいな~。 漫画とか読む気にもならないよ」 そんな文句を言いながら、私は布団を被ったまま寝返りをうった。 しかし、うつぶせの状態から寝返ってしまったので、 パジャマと布団がはだけて、畳の上に散乱してしまった。 私は、しんどい体に鞭を打って布団を必死にたぐり寄せた。 「……熱でも測ってみよっかな」 手元にあったデジタル式の体温計を手に取り、わきに挟む。 しばしの沈黙の後、甲高い電子音が部屋に響いた。 そして、体温計には『37.8℃』という数字が表示されていた。 「う~ん、少しは下がってきたけど、 まだ動くにはしんどいかなぁ……」 ……いっそのこと39度位まで上がってくれた方が、 かえって動けるよう気がするのは私だけだろうか。 ふと、目の前にあるテレビのスイッチを入れてみる。 画面には、最近まで開催されていた陸上の世界大会の 総集編が、延々と流れ続けていた。 「あ~あ、これのせいで何本アニメが潰れた事か……」 頭に来たので、ぶっきらぼうにテレビの電源を切ってやった。 そんな事をしていた矢先、ドアを叩く音が聞こえてきた。 「こなた、起きてる?」 「え? かがみ? うん、起きてるよ~」 そういえば今日はかがみ達がお見舞いにきてくれるんだった。 私は、肝心な事を今の今まで忘れてしまっていた。 このまま外で待たせていても悪いので、 ひとまず中に入ってもらうことにした。 「入っても大丈夫?」 「うん、大丈夫だよ。 少しは落ち着いてきたとこだから。 それに、鍵とかかかってないし」 「そう? それじゃあ入るわよ」 そう言って、静かにかがみが部屋に入ってきた。 私は、ぐっと上半身を起こしてかがみを出迎えた。 「お~っす、色々大変だったみたいね~」 「そうそう、ここ数日は酷い目にあったよ~」 「ふふ、思ってたより元気そうじゃない。 それじゃあ、お見舞いの花でも添えますか」 そういうとかがみは、おもむろに花束を持ち出した。 ……綺麗なバラだった。 赤いバラに白いバラが添えられていて、 その本数は、パット見じゃ数え切れない程だった。 「かがみが!? 私に、お見舞いのバラっ!?」 「言っとくけど、たまたま思い出したから買っただけだからな~。 ……それじゃあ、ここの棚の上に飾っとくわね」」 しかし、そういうかがみの声は、完全にうわずっていた。 やっぱり生粋のツンデレなんだろうねぇ。 さっすがかがみん! と、そんな考えを巡らせている間に、私はある事に気が付いた。 「あれ? ねぇねぇ、今日はかがみだけでここに来たの?」 そういえば、いつも一緒にいるはずのつかさがいなかった。 ちなみに、みゆきさんは明日お見舞いに来てくれると、 事前に連絡があったのを思い出した。 「うん、私だけよ。 つかさも一緒に来たかったみたいなんだけど、 あの子、先生に提出しなきゃいけない物が多いらしくてね。 だから、日をずらしてお見舞いに行くってさ」 「ふ~ん、そうだったんだ」 「それにしても、大分参ってたみたいね。 髪の毛とか大変なことになってるわよ」 そういうとかがみは、手ぐしで私の髪を整え始めた。 私の髪の毛にかがみの手が均等に絡み、 よれよれになっていた髪が、少しずつ真っ直ぐになっていく。 そんな中、私はかがみの手に『違和感』がある事に気づいた。 「あれ? かがみ、どうしたのその手……」 「え? ああ、この右手のこと?」 よくみると、かがみの右手の指の人差し指や中指に、 丁寧に絆創膏が巻かれていた。 そして、絆創膏をしているかがみの指が、 やたらと痛々しくみえた。 「どったのかがみ? ケガでもしたの?」 「まっ、まあね。 さっきのバラのトゲがちくってきただけよ。 そんなことよりも…… はい、休んでたぶんのプリント。 つかさから預かってきたわよ」 次の瞬間、何枚もあるプリントが私の目の前に現れていた。 だけど、今こんなもの見たらますます熱が出ちゃうじゃないか~。 ……という風に突っ込みたくなったけど、寸前で思いとどまった。 「あっ、ありがと」 「お礼なら、つかさに言った方がいいんじゃないか? ……それより聞いてよ、つかさがね~」 「えっ、なになに。 どんな話なの?」 その後、私は熱のことなんかそっちのけにして、 かがみと、とりとめのない話をし続けた。 家の事、生活の事、趣味の事。 とても楽しい時間だった。 そして、数十分の時が過ぎて―― 「またあれが臭くってさ~」 「だよね~。 ……ふ、ふわ~あ」 「こなた? もしかして眠いの?」 かがみの言うとおり、私の頭の中は眠気という勢力によって、 制圧されかけていた。 熱も下がりつつあるみたいだったから、 今の内にぐぅ~っと寝て、一気に体力全快だぁ! という風な事を、私は寝ぼけた頭で考えていた。 「う、うん。 なんだかすっごく眠いんだよね。 だから、少し寝ることにするよ」 「そっか。 じゃあ私は一旦外に出てよっと。 それじゃあ、お休み~」 「うん。 お休み~」 私の言葉を聞き届けたかがみが、 そっ~と部屋から出て行き、再び私の部屋は静かになった。 その直後、静寂と眠気の挟み撃ちにあった私は、 いつも以上に深い眠りについた。 …… … ――どのくらいの時間が経ったんだろう。 私は、まどろみの中でそんな事を考えていた。 ふと気づくと、まぶたの裏側が眩しい程の赤色の光に染められて、 幅広く全体を包み込んでいた。 どうやらもう夕方らしい。 (もうそろそろ起きなきゃね…… お腹もすいたし) 私は、閉じたままの眼を開けようとまぶたを動かした。 そして、開けてきた視界の中に、誰かの顔の輪郭が浮かんできた。 その『顔』は、とても優しそうな表情をしながら、私を見つめていた。 なんだか、とても懐かしい感じがした。 そう、それはまるで私の―― 「お、お母さ……」 「あっ! ごめん、起こしちゃった?」 目の前にいたのは、かがみだった。 布団の脇から、見下ろすように私をのぞき込んでいる。 「わっ、かがみ? てか、顔近いよ」 「ごめんごめん。 寝顔が面白かったから、つい……」 そういうとかがみは、ほっぺたを赤らめて顔をそらした。 横を向いたままのかがみが、ちょっと可愛くみえた。 そんなやりとりをした直後、忘れた頃になる目覚ましのように、 私のお腹が『ぐ~』という大きな音を出していた。 「あっ……」 「ふふっ。 こなた、お腹空いちゃってるのね。 ちょっと待っててくれる? 今、いいもの作ってきてあげるわよ」 「えっ? ん~、それじゃあ頼んじゃおっかな」 「りょ~かい。 すぐ戻ってくるからね」 足取りも軽やかに、かがみが部屋から出て行った。 そんなかがみを見送った私の頭の中に、 突然大きなハテナマークが出現した。 「あれ? いいものを『作る』って言ってたけでど、 かがみって確か料理が……」 得意じゃなかった様な気がする。 そんな疑問が、私の中にわき上がっていた。 「おまたせ~」 十数分後、かがみが小さな鍋とレンゲを持って戻ってきた。 鍋からは、白い湯気が立ちこめ、美味しそうないい匂いがした。 そして私は、その鍋の中身を確認して、思わず声をあげた。 「え? これって、雑炊…… なの?」 「なに言ってんのよ、アンタは。 これが雑炊以外の何に見えるってわけ?」 かがみが言った通り、それは間違いなく雑炊だった。 だいこんやにんじん、ほうれん草が綺麗に添えられ、 小鍋いっぱいに敷き詰められていた。 「だって、かがみって料理が……」 そう私が言いかけた所で、かがみの動きが止まった。 そして、小さな沈黙が続いた後、かがみが口を開いた。 「そう言ってくるだろうと思って、ちゃんと事前に練習したのよ。 ま、ここまで人並みに作れるようになるまで、 大分苦労しちゃったけどね」 その直後、かがみは右手に貼った絆創膏を、じっと見つめていた。 それを見た私は、ようやく絆創膏の意味を理解した。 あれは、バラのトゲのせいなんかじゃなかったんだ。 私に、これを作る練習をした時に…… 「……」 「どうしたの? 急に黙っちゃったりして」 かがみが、怪訝そうな表情をして私を見つめている。 私は、一つの決意をした上で、小さく言葉を紡いだ。 「あれさ、ずっと前にかがみがカゼひいてさ、 私がお見舞いに行った事あったよね」 「うん、そういえばそんな事あったわね」 「でもさ、私って全然ダメダメだったよね。 あれじゃあ、ただ遊びに行っただけじゃん」 それは、一種の自己嫌悪。 かがみがあんなに苦しんでいたのに、 何もお見舞いらしい事もしないで、ただしゃべってばかりいた。 結局、『こういう時でも好きな物はよく入るものよね~』 といってアイスを頬張るかがみを見ているだけだった。 そんな私を見ていたかがみが、一瞬クスリと笑った。 ふと、かがみは持っていたレンゲを鍋の中へ置き、 小さく息を吐いた後、おもむろに口を開いた。 「バカッ、何言ってんのよ。 こなたらしくないじゃない。 私を心配してくれてたから、お見舞いに来てくれたんでしょ?」 「かがみ……」 「それに、そんなこと言う暇があったら、いっぱい食べて、 たくさん寝て、早く元気になりなさいよ。 でなきゃ、張り合いがないじゃない」 そう言っているかがみの顔は、とても嬉しそうだった。 そんなかがみを見ていたら、急に視界がぼやけてきた。 大粒の涙が、ほっぺたを伝って流れだし、 私の中にある色々な想いが全て混ざり合っていく。 「うっ、ぐすっ…… ありがとね、かがみぃ」 「なに改まっちゃってるのよ。 それよりほら、早く食べよ。 少し冷ましてあげるから」 かがみは、再びレンゲを手にとると、ゆっくりと鍋の中身をすくった。 そして、レンゲに息を吹きかけてから、ゆっくりと私の口に運んでくれた。 その時食べた雑炊の味は、かがみの想いと私の涙が溶け合って、 とても美味しかった―― …… … 「……そんな事があったって訳よ」 「へぇ~。 私がレポートとか書いてる間に、 そんな事があったんだぁ」 「全く…… 包み隠さずしゃべっちゃうなんて、、 アンタも口が軽いのね~」 残暑も厳しい晴れ空の下に、私たちの声が反射する。 ――あれから数日後、私のカゼはすっかり良くなっていた。 そして、久しぶりに『大学』のキャンパスを一緒に歩くつかさ達に、 あの日の出来事のの詳細を話したのだった。 「いや~、全部話したらスッキリしたよ。 これにて完全回復! って感じだね」 「アンタも気楽よね~。 単位落としても知らないわよ?」 私たちは今、晴れて大学二年生。 高校三年生の時に、つかさやかがみ達と一緒に猛勉強したおかげで、 都内にあるそこそこのレベルの大学に、三人とも合格することが出来た。 私とつかさは同じ学部、そしてかがみは法学部にそれぞれ進学した。 そして今は、大学の近くのアパートで一人暮らしをしている。 ……そんな事を考えている内に、一つの謎が浮かんできていた。 「ねぇ、かがみ。 ちょっとばかし質問が」 「えっ? 何か言いたいことでもあんの?」 「かがみってさぁ。 確か他の大学にもたくさん合格してたハズなのに、 何でここの大学に進学したのかな~。 ……ってな疑問が」 「ええっ!? あ、いや。 それは、その……」 私の発言に完全に動揺したかがみが、 髪を乱しながら手をブンブンとふって顔をそむけた。 そんな感じであたふたするかがみを見るのも久しぶりだった。 すると、私の中にいつものキレが戻ってきていた。 「おやおや~、顔が赤いよかがみん。 熱でもあるのかな~? それとも、影の努力の結晶である『右手』の傷が……」 「う、うるさ~い! そんなんじゃないってば!」 「お、お姉ちゃん。 落ち着いて~」 あ、なんか懐かしいなぁ、この反応。 やっぱり、普段の私たちはこうでなくちゃ、 『張り合い』がないもんね~。 「こ~な~た~!」 「わっ、かがみが怒った~」 「こらぁ! 待ちなさ~い!」 ちなみに、その後のかがみいわく、この時顔が赤かったのは、 本当に熱が出ていたせいだったらしい。 そして数日後、私はかがみのお見舞いをする事にした。 赤と白のバラと、ありったけのアイスを抱えて―― 『お見舞い(2009年版)』 完 コメントフォーム 名前 コメント GJ! -- 名無しさん (2022-12-16 02 45 11) ふふっ 前のをちょっと変えてたのですね。 でも、良かったですよ! -- uu (2010-01-14 22 10 56)
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657 :名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 16 55 37 ID KEoAdOpa かがみんが火を吹くほどの恥ずかしいことってなんだろ 「だってさ。かがみん」 「な、なによ」 「かがみんが恥ずかしいことってなに?」 「べ、別に普通よ・・・」 「普通って?」 「いや、だから・・・普通の人でも恥ずかしい事なら恥ずかしいってことよ」 「ふーん・・・」 「かがみん」 「ん?なにこなt バッ 「っ ///」 「火を吹くほど恥ずかしかった?」 「な、なにやってんのよあんたは!」 「かがみんのスカートめくった」 「だからそういうことじゃなくって・・・」 「恥ずかしかった?」 「うーん・・・そりゃ街中でめくられたら恥ずかしいだろうけど・・・」 「部屋の中だし、あんたと私しかいないし・・・」 「それもそだね」 ピポパ カチャカチャ 「あんた何してんの」 「ねぇ・・・かがみん・・・」 ドキッ 「な、なによ、そ、そんな顔して」 「私のこと好き?」 「え・・・」 「ねえ・・・好き?」 「そ、そりゃ友達としてなら・・・」 「そうじゃなくって、恋人としてなら・・・好き?」 「え、えーと・・・」 「私はかがみんのこと、好きだよ?」 「・・・わ、わたしは・・・///」 「ねえ、かがみん」 「な、なによ・・・」 「キスしよっか」 「な、ななな、///」 「だめ?」 「べ、べべ別にあんたの好きにしたらいいじゃない・・・///」 「じゃあ・・・するよ?」 「うん・・・///」 「ん・・・ちゅ、ちゅぅ・・・んっ・・・」 「はぁっ・・・・・・! んっ! あぁっ・・・・・・!」 「やぁっ・・・。こ、こなたぁ・・・・・・くぅんっ!」 ガチャ 「こなちゃん、用事ってなあに?」 「「あっ!」」 「あ、お、お姉ちゃんと・・・こなちゃん・・・」 「あ、あああああ・・・」 「お、お邪魔しちゃ悪いから帰るね・・・」 「ちょっ・・・つかs ガチャ 「orz」 「ねえ、かがみん」 「な、なによう・・・」 「火を吹くほど恥ずかしかった?」 「う、うん・・・って あんたもしかして」 「ちょっとつかさんとこ行ってくるから♪」 「こらまてー!」 (かがみん満更でもなさそう。またやってみようかな♪) 終わり- コメントフォーム 名前 コメント 見せ付けて羞恥プレイっスか~さすがマニアックすね先輩 -- 名無しさん (2011-04-11 06 11 41) こちらもニヤニヤしました -- 名無しさん (2009-02-11 20 31 55)
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「かがみん!!」 屈託のない微笑みを向けてくる彼女、私にはその笑顔がまぶしすぎて……。 ……なんて最近読んだ本からの引用だけどね。 でもこの言葉通り、こなたの笑顔は私にはまぶしかった。 「今日予定ある?」 「別にないわよ」 「じゃあさ!HRが終わったらいつもの所に来て!」 いつもの所……私とこなただけの秘密の場所。 「分かったわ、じゃあまた後でね」 こなたにそう告げて私は自分のクラスへと戻る。 ……放課後を楽しみにしながら。 ――甘い秘密の場所―― 下校時刻を知らせるチャイムがなる。 私は一度こなた達のクラスに向かった。 「あ、お姉ちゃん!!」 妹のつかさが居た。 「つかさ、こなたは居る?」 「え?こなちゃん?HR終わったらすぐにどこかへ行っちゃったよ?」 すぐにって……私を待つ気は0だったな……。 「分かったわ、ありがとね」 私もすぐさま自分の荷物を持って私達の秘密の場所へと向かう。 私とこなたの秘密の場所……そこは……屋上。 私は屋上への扉を開ける。 開けると……そこはまるで別世界だった。 夕日に照らされて赤く写る風景。 私が画家だったら間違いなくスケッチしていただろう。 それぐらい美しい風景だった。 「……かがみん?」 そんな美しい風景に立っているのは……こなた。 いつものオタク特有の雰囲気は今は無くて……清純な少女だった。 「お待たせ、待った?」 「ううん、私も今さっき来た所」 嘘つき、急いでここに来たくせに。 でもそんな事はどうでもいい、これから始まる私達の時間に比べたら……。 「むふー」 「わ……!!もう……いきなり抱き着いて来ないでよ……」 「いいじゃ~ん、私だって待ちくたびれたんだから……」 「全くもう……少しは待ちなさい」 「そういいつつも抱き寄せてくれるかがみん、萌え」 ……やっぱりいつも通りのこなただった。 「かがみん……温かい……」 こなたが私の胸に頭を押し付けてくる。 ……なんか小学生みたいね。 「こなた……今日は思い切り甘えていいわよ」 「今日は、じゃなくて今日も、でしょ?」 「う……」 「でも嬉しいよ、ありがとかがみん」 そう言って微笑んでくるこなた。 そのこなたの表情と夕日が恐ろしい程溶け込んでいて……。 「こなたぁ!!」 私は気付くとこなたを押し倒していた。 「……もう……かがみんったら乱暴なんだから……」 「……アンタの……せいよ……」 そしてこなたにキスする私。 キスする時こなたの嬉しそうな表情を見て私の心臓が高鳴り始めた。 「……んむぅ……乱暴なかがみん……」 「……私だって……待ってられなかったんだから……」 更にキスをする。 こなたも私の乱暴なキスを受け入れてくれる。 なんて幸せな事だろうか。 「……こなた……好き……」 「……私も……好きだよ……かがみん……」 私達のキスはまだ終わらない。 この場所なら誰にも邪魔されない。 私とこなただけの空間……。 誰も入れない場所。 誰にも干渉されない……幸せな時間。 ……私達の放課後は今、始まったばかりだ。 END- コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-06-04 20 52 48) むふふ! -- かがみんラブ (2012-09-24 05 35 00) 読んでてドキドキしました…けしからんカップルだなwww とにかくGJです! -- 名無し (2010-07-03 02 45 02) 屋上になりたい -- 名無しさん (2010-06-20 12 53 55) もはや定番のスポットですね。 GJ!! -- 名無しさん (2010-06-15 16 55 45) 続きを・・・ていうのは野暮ですかな? -- 名無しさん (2010-05-05 23 25 50) 甘い -- 名無しさん (2010-05-05 23 01 37) 目がぁ 目がやられたあぁ!! GJ!! -- 名無しさん (2010-05-04 22 59 22) ……私達の放課後は今、始まったばかりだ。 この先は…言わずとも解るよな -- 名無しさん (2009-05-19 21 10 22) わお -- 名無しさん (2009-05-18 20 17 55)
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☆ 420 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 19 28 19 ID o6U70Vet 流れ読まずにスイマセン。 今日たまたまアニメイトに寄った時に、こなたの声でコンプティークの宣伝してたんですよ。 興奮しながらコンプティークの付録の宣伝を続けるこなた。 そして話は三冊買いの話に。 流石こなた、と感心しながら聞いていると最後に、 「そうだ、かがみの分も買わなくっちゃ!」 と、間違いなく言いました。 それはあれですか、 「愛妻の為ならばコンプティークの一冊や二冊安いもんだヨ。 これを買っていってかがみんに褒めてもらうんだ……えへへ♪」 ということであって、何という萌えこなたであり、自分はひよりんです。 ありがとうございました。 424 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 19 47 52 ID vr+3QtdE 420 かがみがコンプ買って来てと頼むとは思えないし やっぱ一緒の話題作りたい=読ませたいが為に買うんだろうか もぅこなたの口から「かがみ」って名前が出るだけで 何だか嬉しく感じてしまう俺… 425 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 19 53 42 ID LoEu1vPS まぁいつもの「布教用」なんだが やっぱり対象はかがみなのね(ニヤニヤ 426 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20 11 05 ID I6rEAtUs かがみがこなたに貸すラノベもやっぱり布教用なんだろうか こなた的にはかがみが実際読んだ本のほうが嬉しかったりして ページの隙間にポッキーのカスとか入ってるのをみつけてニヤニヤするこなたとか 427 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20 14 58 ID 5hEvJ57n きたないなー、とか、太るぞーとか言いながら顔は笑ってるわけだな 428 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20 20 50 ID UG5RXgHr ページの隙間に挟まってたかがみんの髪の毛を指先に絡ませながら ラノベを読み耽るこなた 429 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20 26 28 ID Eid44CfS 428 なまなましいなw 430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20 33 31 ID bNtowjdD 420 アニメイトでも店頭CMあるのか!今日とらあなで流れてたけどそんなセリフ無かったぜ。 店舗によってバージョン違うとは・・・ とりあえずメイトで確認してこなくては。 432 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20 46 21 ID Q9AU4hfY こなたはかがみと趣味を共有したいというよりかは オタクに染まっていくかがみを見たりいじったりして楽しみたい という気持ちが強い気がする 433 名前:420の人[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20 53 26 ID o6U70Vet 425 甘い! かがみがこなたの為に作る、砂糖の分量を間違えた本命バレンタインチョコより……は甘くないけど(ぉ) こなたは三冊の話をした後に「かがみに~」って言ったので、通常用、保存用、宣伝用、そして か が み 用。 と、当方は予想するわけでして。 426 『妖怪アカ舐め』ならぬ『妖怪かが舐め』? 434 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 20 58 00 ID I6rEAtUs そういえば、描かれてないけど2年の夏はこなかがでコミケいったんだよな あそこに初心者連れてくのって、ディープな部分でこっち側きてもらいたいっていう 気持ちの顕れなんじゃないかと思ったり 3年の夏に誘わなかったのは、2回誘って反応よくなかったからか、 かがつかが夏祭り誘わなかったように、受験で遠慮したのかどっちだろう 435 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 21 02 29 ID F+c//ZqV 売り子としてこなかが本を売っていたのでちょっと呼びにくかった 442 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/10/15(月) 22 30 48 ID 3k7Uq+J/ 432 まあ気持ちに温度差があるかもしれない可能性は認めるよ。でも、大好きな子にイジワルしたいのは、 気持ちの裏返しでもあるわけで・・・。結局のところ、気持ちを表現するベクトルが違うだけで、 やっぱりお互いもっと深く知り合いたいと思っていると思うんだ。 ☆ 436 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 21 23 05 ID kJqBGB+U 428 何と言うエクセレントなネタ振り。 すみません妄想を自重できませんでした。 こ「『読書の秋だからたまにはラノベでも読めば?』ってかがみに薦められたけど、 やっぱり小説って眠くなるなぁ… まあせっかく貸してくれたんだし読むけどさ」 ……… ぺらっ… こ「あ…髪の毛挟まってる… この長さはかがみのかな? まあつかさは本読まなそうだから間違いないだろうけどw」 こ「…かがみの髪…やっぱり長くてきれいだなぁ…」 ………… ゆたか「あれ?おねえちゃん薬指に何巻いてるの?」 こ「えっ!?いや、その…(汗)」 ゆ「きれいなアメジスト色の糸だね~」 こ「そ、そうだよ!きれいでしょ?」 ゆ「何かのおまじない?」 こ「そ、そんなとこ…」 こ(おまじない…か… うへぇ、なんかわたし乙女みたいだよ…変なの…) ゆ「へ~、わたしも欲しいなぁ…」 こ「い、いや~残念だけどこれはあげられないよ。 超レアアイテムだからさ」 ゆ「む~、おねえちゃんのいじわる。 ねえねえ、何お願いしたの?」 こ「いやいや、おまじないってのは口に出すと叶わないからさ… (人差し指を口の前で立てて)それは秘密です」 こ(って、こんなネタ言ってもゆーちゃんにわかるわけないか… かがみなんかすぐわかるだろうけど) ゆ「あやしいなぁ~ひょっとして恋のおまじない?」 こ「いやいやいや、違うって。 はい!この話はおしまい!/////」 ゆ「むー(頬をふくらます)」 …………… (翌日) こ「あれ?ゆうちゃん何してるの?」 ゆ「(小指を見せながら)えへへ、おねえちゃんのまねだよ」 こ「エメラルド色の……糸…?」 反応せずにはいられずムラムラしてやった。 今は自重しようとしてます(´・ω・`) 464 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/10/16(火) 00 14 32 ID y2HXoCq4 こなた?「かがみん大好き~♪」 かがみ?「わ、私も大好きよ……ゆた……こなた」 こなた?「かがみ~ん♪」 かがみ?「や……。 ゆたか、その、そんなに抱きしめられると……。」 ゆたか「違うよ、みなみちゃん! そこはもっとかがみ先輩らしく……」 こなた「ふぉ! ゆーちゃん、そこで一体何をしてるのさ!?」 ゆたか「え、えへへ……」 みなみ「泉先輩と柊先輩が仲良くなれるように、二人をモデルにした恋愛ドラマを撮影しようって、ゆたかが……」 ゆたか「み、みなみちゃん!」 こなた「なんだ~、そうだったのか~♪ でも、そんな事しなくてもだいじょぶだよ! 私とかがみは既にモーニングコーヒーを共にするような仲なのだよ!」 かがみ「大声でそんな事言うなバカこなた!!」 こなた「あるぇ!? なんでかがみがこんなところに?」 かがみ「べ、別にいいだろっ! 私がどこにいようと私の勝手でしょ?」 こなた「もしかして、ストーキング?」 かがみ「ち、違うわよっ!」 こなた「きゃ~、ストーカーが追ってくる~♪」 かがみ「待ちなさいよ、コラー!」 みなゆた『………………』 ゆたか「私達いらなかったね」 みなか(コク) 471 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 10 02 19 ID LvKOpHqY 436 GJすぎて勝手に続きが脳内で・・・。 翌日、いつもの昼食時。 かが「ねえ、こなた薬指に何巻いてんの?」 ブッ! チョココロネを落としかける。 しまった・・・いくら外すのが惜しいからって学校にまでつけてくるんじゃなかった。 こな「こ、これはちょっとしたおまじないダヨ」 思わず声が上ずる。 かが「あんたがおまじない?似合わないわね~。 まあそれはいいとして、それ髪の毛に見えるんだけど・・・ていうかその色もしかしt」 こな「と、ところでかがみんや。今日はいつにも増して弁当がシンプルだね!?」 なんとか話題をそらさねば。 かが「う、うっさいわね。ちょっと時間なくてこうなっちゃっただけよ!」 よし、つられてくれた。このまま乗り切ろう。 つかさもみゆきさんもこっち見てるし、つっこまれるとヤバそ。 こな「栄養のバランスとかちゃんとしないと大きくならないヨ?」 かが「いまだに電車も映画も子供料金でいけちゃう奴に言われたくないわね・・・」 こな「むー」 結局この後再度薬指のものについて聞かれることはなかった。よかった誤魔化せて・・・。 しかしその夜、柊家の夕食にて。 まつり「あれ、かがみ、その薬指に巻いてる青いの何?」 ヴッ! おもわず茶碗を落としかける。 かが「こ、これは新しいアクセよ・・・」 無理がありすぎる弁明だが、本当のことを言おうものなら何を言われるやら。 まつ「アクセってあんた、それ髪の毛じゃないn」 かが「お母さん!おかわり!」 みき「はいはい。でも食欲の秋だからって程ほどにしときなさいね?」 まつり以外は興味を示さなかったようで助かった。 結局このままパワーで誤魔化しきった。 と思いきや・・・ つか「(お姉ちゃん・・・さっき部屋でこなちゃんから借りた漫画から 何か抜き取ってるように見えたけど・・・そういう事か~)」 と、つかさが横で苦笑しているのにかがみが気づく事はなかった。 どうやら誤魔化しきれたと思ってるのは本人達だけだったようです。 以上。勝手に続きを妄想してごめんなさい436 今では反省している。 ていうか初SSなんで展開や文章が拙すぎるけどご勘弁・・・。 ☆ 469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 08 29 11 ID J3hVFoAM 完全版 ttp //vista.jeez.jp/img/vi9249087721.jpg 470 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 09 37 50 ID q5NMaEwT 469 これなんてPSP版らき☆すた~柊かがみの憂鬱~ 474 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 10 35 25 ID SzAicDd3 こなたの照れは、どうしてこう殺人級の破壊力があるのだろか…… 475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 10 53 13 ID W7bCFxGf か「こなたが?私に?チョコ!?」 こ「ま、まぁ~いつまでたってもフラグ立たないかがみんに 私からのちょっとした施しかな~?はっはっは~ ・・・あれ?ツッコミ無し?・・・お~い、かがみ~?」 か「・・・・・・・・・・はっ!ああ、ごめんごめん、何だっけ? (い、いかんいかん!驚きと嬉しさのあまり脳の活動が停止してたわ)]」 476 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 13 28 20 ID opawSnKQ 何かと前評判が悪いPS2版だけど、何気にルートによってこなたとかがみのキスシーンがありそうな事に期待しているのは俺だけか? 477 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 13 47 11 ID TUVqkFPz 476 お前だけじゃないことは保証する。大丈夫だ、案ずるな。 …でも、残念なことに「俺達だけ」みたいだ orz 485 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 17 42 51 ID opawSnKQ こなたとかがみのキスシーンが入っているか入ってないかによって大幅に売り上げが変わると思う。 所でこなたとかがみ二人で口にキスするより、こなたがかがみの頬に不意打ちでキスして、かがみが顔真っ赤にしながら慌てるか硬まるシチュの方が萌えない? 勿論こなたはそれほど本気ではなく、甘えた気持ち的な雰囲気で。 486 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 17 49 22 ID nxbFMmIh スキンシップと言う名の抱きつきやキスで毎度毎度真っ赤になるかがみ萌え(..´∀`) こなたがスキンシップ激しいのは、幼い頃お母さんに 甘えられなかったのが原因なんだろうな。 思う存分かがみに甘えてやってくれこなたww 487 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 18 16 24 ID 3awwMuoG 469 こなたは普段滅多に本気なとこ見せないから、これは致命的破壊力だw 普段はかがみ→こなたばっかりだから、どちらかと言えばこなかがのが好き。 499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 21 28 13 ID opawSnKQ こなた「かーがみーん」(もみもみ) かがみ「ちょっ何処触ってるのよ!」 こなた「かがみんのおっぱい気持ちいいー…」 かがみ「…もうっ」 こなた「ああー幸せ…女に生まれて良かった。おっぱい触り放題だもんね。」 かがみ「いや触り放題違うから…ていうか同姓の胸触って興奮する女なんてあんた位なもんよ。」 ☆ 489 名前:248[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 19 31 14 ID N1WzHknl 自分もPS2版は購入検討中ですねー 内容が469だったら確実に買いますがww そしてまた自重せずに投下します 一番描きたかったのは恋人つなぎのはずだったんですが いつのまにかバカップルみたくなりました あ、個人的にどっちかというと満面の笑みよりは照れ笑いの方が 断然萌えるんですけどこれってマイノリティーですかね?(´・ω・) 描くたびに顔が変わるのは単に画力不足ですorz ttp //vista.jeez.jp/img/vi9253052327.png 419 ちゅー絵はいつか必ず…ww 576 名前:248[sage] 投稿日:2007/10/17(水) 23 41 07 ID S3f01x9m 完成しました! 勢いで描いた結果がこれ …今まで描いたものと比べ物にならないぐらい 描いているとき恥ずかしかったです ちゅー絵 ☆ 502 名前:465[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 21 35 51 ID y2HXoCq4 以上です。(※同氏の「萌えたら負け」参照) それと自分で『萌えたら負け』とか言っておきながら、500に激しく萌えますた。 ……吊ってくるorz というか、俺も間にいたこと気付かずに投稿しちゃって、堪忍な~(500) 506 名前:248[sage] 投稿日:2007/10/16(火) 22 53 56 ID N1WzHknl 502 萌え、そして負けました ソワソワかがみの時点で負けていました 読み終わった瞬間ペンタブ装備していた自分自重w あまり遅く投稿してもなんなのでラフ段階ですが投稿しますね 頼まれてもいないのに挿絵描くお調子者でサーセンww ttp //vista.undo.jp/img/vi9254254990.png ☆ 519 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/17(水) 00 07 51 ID RsX94JCc なんなんだ、このSSとイラストの群れは! まさか俺はまだらき☆すたが放映している時間にタイムスリップしたのか? 517(※4-234氏の「これからを、君と」参照) 四年も携帯を変えられないかがみに萌え 520 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/17(水) 00 54 10 ID 9nc8iAY3 517 GJ!! 健気なかがみが幸せになってよかったよ。 519の言う通り、携帯を変え(られ)なかったとしたらかがみが可愛すぎるw こ「あれ?この携帯……って高校時代のまんま??」 か「うん…ちょっと変えにくくて////」 こ「てっきりナンバーポータブル制だから番号変わってないのと思ってたよ。 …ということはつまり……ていっ」 か「ちょっ、何勝手に電池のフタ外して…って、ああーっ?!」 こ「ふーん、やっぱりここにあのプリクラの残りの一枚が貼ってあったわけかw」 か「あうう…////」 みたいな会話があったに違いない…と妄想してみましたw 519 うんにゃ、らき☆すた二期が放映中なんだぜ。 ちなみにこなかがスレもPart91。 今もすごいがPart78で京アニの中の人がSS投稿してたことがバレたときの騒ぎといったらww あとSS神の何人かは作家デビューしたんだぜ。 ちょっとまとめサイトみてきてごらんよ。 521 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/17(水) 01 07 17 ID t9Otq/Aj 520 おまえ黙示録もってんのかよwww 俺にも読ませてくれwww
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こなたがここまで甘えん坊だとは思わなかった。 学校じゃそんな素振りを全く見せないのに…。 え?いつも抱きつかれてるじゃないかって? あ、あれはふざけてるだけでしょ!! 別に抱きつかれて嬉しいとか思ってるんじゃないんだからね!!ほ、本当よ!! 「…かがみぃ…」 …か細い声でこなたが私を呼ぶ。 えーと…学校と様子が全く違くないか?こなたさん。 ――甘えたい―― 「どうしたの?こなた」 「…えーとね…その…」 ん?こなたにしては歯切れが悪いわね………。 「何よ?言ってごらん」 「いやね……別に用がある訳じゃないんだけどさ…」 「はぁ?何よそれ」 「…ごめん」 ちょ!!そこで泣きそうになるの!? 「いやいやいや!!そこは謝る所じゃないでしょ…」 「ごめん…」 「だから謝るなって」 私はこなたを抱き寄せる。 「こなたが好きな時に私を呼んでくれたっていいわよ、用がないから呼んじゃ駄目な訳ないし」 「…うん…」 「…もしかしたら甘えたいから私を呼んだんじゃないの?」 「ひぐぅ!?」 なんか凄い驚き方だな…。 しかも図星みたいね…。 「…だって…かがみに甘えたいんだもん…かがみから一時でも離れたくないんだもん…」 「アンタねぇ…学校の時はどうなのよ?授業中はどうしてるの?」 「皆に気付かれない様に泣いてるよ…」 な…マジですかこなたさん! 「泣いてるって…アンタねぇ…」 「だって離れたくないんだもん!ずっと側にいてほしいんだもん!!」 「分かってるわよ、だから今一緒じゃない」 「…足りないよぉ…もっとかがみと一緒にいたい…」 「はぁ…アンタってこんなに甘えん坊だったっけ?」 「…だって…甘える事が出来る人がかがみだけなんだもん…」 「え?いやアンタ…」 「…お父さんの前じゃ…泣けないもん…泣いたらきっと…お父さんも泣いちゃう…」 「こなた…」 確かこなたのお母さんは死んじゃったんだよね…だからこそ甘えられる人が少ない…ん? 「ねぇこなた、何で私だけなの?つかさもみゆきもいるじゃない」 そう、何で私だけなんだろう…つかさにみゆき…更に他の人もいるじゃない。 「だって…かがみが好きだから…」 なっ!?コ、コイツ……素で言うか!?しかもこのタイミングで!! 「かがみが好きなんだもん…好きな人に甘えたいよ…」 「っ……もう…!」 「かがみは…嫌?」 嫌……?じゃないっての。 いいからその涙を溜めての上目遣いはやめてほしい、私の理性が砕け散る。 ってかもう既に限界を突破している、最初からね。 「…私は…嫌…かな」 「っ!!!」 なーんて、嘘だけどね。 いつも学校でからかわれてるからそのお返しも兼ねて言ってみた。 「…う……ふぐ………」 ……ってあれ? 「ひっく………えぐ………」 な、泣いちゃった!? アンタこんなに泣き虫じゃないでしょ!! 「ち、ちょっとこなた!?」 「ひぐ…うぅ……ふぇ…」 まさか私にツンデレな台詞を言わせたいだけじゃないだろうな………。 …と思ったけど…本当に泣いてる…!! 「な、泣かないでこなた…」 「…ひっく…嫌わ…れた…かがみに…嫌…われ…た…」 「嫌ってないわよ…今のは嘘よ…甘えられるの…嫌じゃない」 「…甘えたから…私が…甘えたから…嫌われた…」 「っ!!そんなことないわよ!!取り敢えず落ち着いて!ね?」 「私が…私が…」 …私の声が聞こえてないみたいだ。 えぇい!!こうなったら!! 「わた……はぅ!?」 …え?何をしたんだって? 決まってるでしょ、ここまで読んでくれたあなた達なら。 ①手で口を塞いだ ②部屋から追い出した ③口で口を塞いだ…要するにキスをした これで①・②を選んだ人は…。 「辞世の句をどうぞ」 ん!?今みゆきの声が聞こえてきた様な…まぁいいや。 そう、お察しの通りこなたにキスをした。 「…えーと…こなた…?」 泣き止んだみたいだけど…今度は俯いたまま何も喋らない。 …まさか…怒った? 「おーい…こなたー?」 「………」 ちょっとこなたの顔を覗き込んでみる。 …うわ!!顔が真っ赤だ!! 「ち、ちょっと!!アンタ大丈夫!?」 「…甘い…」 へ? 「甘かった…かがみのキス…」 いやいやいや、何を言ってるんですかこなたさん。 「と、取り敢えず泣き止んだみたいね……アンタこんなに泣き虫だったっけ?」 「……駄目?」 いや、駄目じゃないけど……だからその上目遣いはやめてほしい、理性がヤバいから。 もう崩れるから。 既に崩れてるけど。 「…駄目じゃないわよ、好きなだけ甘えていいから…」 「…ありがとう…かがみ…大好き…」 う…改めて言われると結構恥ずかしいわね…。 「ね…かがみ…」 「なに?こなた」 「…ずっと…一緒にいてね」 「…分かってるわよ、アンタが嫌って言っても一緒にいるから」 「…やっぱり…私の事…」 いやいやいや!!だから何でそこで泣く!? 聞き間違えなのか!?そしたら物凄い聞き間違えだぞ!? 「だから違うわよ!!こなたが嫌って言っても一緒にいるって言ったの!!」 「…私…言わないよ?」 「例えよ例え!!とにかくずっと一緒にいるから!」 本当にもう!!世話が焼けるんだから!! このままじゃ私がついていてあげないとね…。 「ピーピー(cvくじら)」 ん?…もう9時…ってこの時計…こんな機能があったのね…。 (実際はありません、こなかがへの愛です) 「こなた、もう9時だけど…」 「え……嫌…」 嫌…って私まだ何も言ってないわよ…。 「どうする?もう遅いし…泊まってく?」 「いいの…?」 「勿論いいわよ、こなただし」 ってか何を今更…もう何回も泊まってってるじゃない。 「…うん…そうする…」 まぁ予想はしてたけどね、絶対に泊まっていくって。 ―――――――――― その後、一緒にお風呂入ったりご飯を食べたりして今二人で寝ようとしている。 一緒にお風呂入ったって? 当たり前でしょ、当然よ。 「どうする?布団がいいなら布団を持ってくるけど」 「…一緒」 ですよねー。 「じゃあ…おいで、こなた」 私が呼ぶと子供みたいにやって来るこなた。 …なんか妹みたいね…。 つかさだけで充分なんだけど。こなたは妹より恋人の方が断然にいいわ。 今遠くで「どんだけー」って聞こえた様な気がした。 「大丈夫?狭くない?」 「…うん…かがみ暖かい…」 「う……恥ずかしい事言わないでよ…」 「だって本当の事だもん…」 まぁいいけどね…。 「…かがみ」 「…なによ」 「大好きだよ…」 「…私もよ、こなた」 本当に私と2人っきりだと甘えん坊になるな…。 ま、いっか!! お休みこなた、いつまでも一緒にいるからね。 END- コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-08-17 13 25 51) らきすたこんな話だったらいいのになぁ。 ところでこなたとかがみって誰の家にいたのだろう? -- 名無しさん (2014-02-22 22 16 23) ヤバい2828が止まらない。甘えるこなたの破壊力が高い。 -- 一条ニート (2013-11-22 23 50 20) だば(ry -- 名無しさん (2013-01-16 19 13 17) もえ -- かがみんラブ (2012-09-21 08 41 15) いい。これはいいw -- 名無しさん (2010-07-11 17 55 28) ニヤニヤが止まらない…弱気になったこなたってヤバいぐらいにクる物がありますねwww -- 名無し (2010-07-02 14 54 40) いつ読んでもニヤニヤw 鼻血モノですわwww -- 名無しさん (2010-04-05 19 26 54) にやにやが止まらんww -- 名無しさん (2009-11-22 10 14 27) 泣き系のこなたはガチ -- 名無しさん (2009-09-05 00 26 58) リアルに泣いた -- 名無しさん (2009-09-04 02 37 24) こ. ..これは俺の脳内設定のかがこなそのものだ! GJ -- 紫電 (2009-06-22 21 55 50) 甘すぎDEATHぁwwww -- 名無しさん (2009-06-02 00 39 33) 甘えんぼこなたは破壊力でかすぎるww -- 名無しさん (2009-06-01 01 45 26) 好きな人にだけ見せる自分の弱い姿。 こなたの場合普段が元気の塊みたいだからそのギャップがすごいんでしょうね。 もうかがみんの理性の箍は弾け飛ぶ3ミリ秒前ってとこでしょうか? 今回もまた素晴らしいです! -- こなかがは正義ッ! (2009-05-18 13 49 06) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
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今日は日曜日、勉強するからって言いながら、いつものごとくうちへ 宿題を写しに来たこなた。つかさは買い物に出かけて部屋には今二人だけ。 「ね~ね~かがみ」 「ん~?」 「今日って何の日か知ってる?」 「ああ、ポッキー・プリッツの日でしょ。11月11日で」 「やっぱりお菓子好きなかがみだけあって詳しいね。お菓子博士になるために いつも食べてるから太っちゃうし」 「っておい!ケンカうってんのか?」 「いやいや~ちょっとぽっちゃり目のかがみもかわいいと思うよ~。それよりさ、 ポッキーと言ったらあれじゃん?」 「あれって…ポッキーゲームのこと?」 「そそ、やったことある?」 「…ある訳ないでしょ、彼氏もいないんだし」 「そっか~ じゃあさ、これからやんない?私と二人で」 「ちょ!!! 女同士だぞ!」 「いや~何事も経験だよ、これからやる機会も増えるだろうし」 「あんまり多くても困ると思うけど…」 「まぁまぁ、せっかくだからさ、記念にやってみようよ」 「はいはい…ってもうポッキー準備してるし!はやっ!」 「かがみはさ~、チョコの方からとプリッツの方からとどっちがいい?」 「…チョコの方かな、甘いし…」 「ん~やっぱりかがみんは甘~い方が好きなんだね、これでもっとふt」 「ってまたそっちの話かよ! 当然だけど、振りだけだからね。キスなんてしたら はったおすわよ!」 「私はそれでもいいけどね、かがみのこと嫌いじゃないし」 「っ!!!」 「あ~かがみん赤くなってる」 「いいからやるわよ! いい、一回きりだからね!」 「まぁまぁ、悪いようにはしないからさ~。私がくわえてるから、かがみは チョコの方食べてね」 「はいはい」 ☆ ☆ ☆ ポキッ ポキッ …こなたの顔がどんどん近づいてくる… 屈託のない表情…。 え、えっと…半分近く残ってるし、まだ大丈夫だよね…。 ポキッ ポキッ って、もうすぐ無くなっちゃうじゃない! だめ、もうこれ以上続けたら…でも こなたの顔がもう目のm ちゅっ … … … 「□△※★@∴〒♪♂⊿!!!????」 叫び声を出そうとしたけどこなたが唇を離してくれない! っていつの間に 腕まで回してるのっ!?? でも、何この口の中の感覚、まるで… 「…ふうん、やっぱりかがみの唇は甘くておいしいねぇ~。目がとろーんとしてたよ」 「…こなた…」 「あれ?怒っちゃった??」 「当たり前でしょ!! キスしないって言ったじゃない!!!」 「いや~不可抗力不可抗力。かがみが体勢崩しそうだったから支えてあげただけじゃん~」 「って! あれは支えるってレベルじゃなかったぞ!!!」 「それにさ、かがみの顔見てたら何だかキスしたくなっちゃったし… かがみも 本当は内心そうなんじゃない?」 「…って!!」 ……バカ… ☆ ☆ ☆ 「ただいま~」 「ってつかさ!?」 「あれ?またこなちゃんが変なことしたの?」 「あのねつかさ、今日って何の日k」 「は~いそこでストップ!もうその話はやめ!! 勉強続けるわよ!!!」 「お姉ちゃん顔赤いけどやっぱり何かあったの?」 「…何もないわよ! ただ、こなたがまたバカやっただけ!!」 「まったく言い方ひどいなかがみんは~。あんなに愛し合ったのn 「マジではったおすわよ!!!!!」 「うわっ、かがみこわっ…」 「どんだけー」 …まったく、こなたのせいで私まで調子狂っちゃうじゃない。 でもあの時のこなたの表情… … …… 「かがみん、今度はポッキー無しでやろうね」 「っ!!!!!!!!!」 コメントフォーム 名前 コメント GJ! -- 名無しさん (2022-12-22 22 46 07) かがみと私もしたいのう。 -- ぷにゃねこ (2013-01-22 17 45 30) 最後萌えた☆ -- 名無しさん (2013-01-22 09 24 06) かがみん取られた、若瀬いずみ -- かがみんラブ (2012-09-25 23 48 25) ポッキーゲームしたいなあ。みさおと。 -- 名無しさん (2009-12-07 22 12 34) あま~い -- 名無しさん (2009-07-27 20 18 34) ほらほら、ボッ○ー、○ッキーww -- 名無しさん (2009-07-27 12 36 20)
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【らき☆すた】こなた×かがみinこなかがBBS Part7【こなかが】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1322369545/l50 H7-149氏 プロローグ 待ち合わせ ランチ H5-912氏 『Lovin’ You』 『そばにいたい理由』 『かがみ様のヘッドロック』 『Merry Walking』 H7-353氏 夏祭り H7-496氏 おとなとこども 不器用と本音 素直な想いを 押してダメならもっと押せ 決意表明 さあ始めよう 新たなステップ 好きの証明 木枯らしに吹かれて-New!
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成人式会場。つかさと分かれたかがみが馴染みの顔を探しているとき、不意に肩を叩かれた。 「おーっす柊、元気してたか?」「久しぶり、柊ちゃん」 「日下部に峰岸!久しぶりね!」 振り返ったかがみが声を上げる。大学に進学した今も電話やメールのやり取りはしていたが このようにじかに会うのは1年ぶりの事だ。 久々の再開には「変わったな」と「相変わらずだな」の2語は欠かせない。 この3人も例外ではないらしく、その2語を存分に用いつつ、しばらく思い出話に花を咲かせていた。 「ところでさ、いつも柊とくっついてたちびっこは来てねーのか?」 みさおの何気ないその一言が瞬時にかがみの表情を曇らせた。 かがみ達とこなたは地元が違うため、この成人式で顔を合わせることは無い。 成人式の前夜、こなたとの再開に胸を高まらせていたかがみは、つかさからそのことを思い出させられてひどく落胆したものだった。 黙り込んでしまったかがみを見かねて、あやのがすかさずフォローに入る。 「泉さんは隣町だよ、みさちゃん」 「あっ、そかー。いつも一緒だったから今日も一緒かと思ってたぜ。わりぃ柊」 「ううん、私も昨日までこなたが来ると思ってたし…って、何で謝るのよ」 みさおはにやり、と笑い、 「べっつにー。ただ、柊は相変わらずだと思って。な」 言ってあやのに目配せする。それを受けたあやのが思わず苦笑を漏らす。 「わ、私より、あんたの方が相変わらずよ。まぁ、5年間同じクラスだったときも殆ど成長が見られなかった奴だからな。 成人したって、大して変わってないと思ってたけどね」 「うわっ、ひっでー。やっぱり柊は冷たいな。なぁ、あやの」 「同意を求められても困るわよねぇ峰岸。日下部が何と言おうと、事実なんだから」 「くぅぅ~っ…やっぱり柊は相変わらず容赦ない奴だぜ」 そうして、3人が高校生に戻った気分で笑いあったそのときである。みさおがおもむろにかがみの背後を指差して、 「お、柊。もしかしてあれってちびっ子じゃね?」 「え…」 みさおの指差した方を向いてみる。そこには振袖を着た青い髪の女の子がいた。 後ろ姿で顔こそ見えなかったが、長い髪とトレードマークのアホ毛は見間違えようも無い。 かがみはその姿を認めるや、 「ごめん、二人とも。また後でね」 と、一方的に話を打ち切って駆け出してしまった。 「やっぱ相変わらずだな~アイツ」というみさおの言葉は、かがみの耳には入っていなかった。 「こなた!」 「ん?お~っ、かがみ!」 呼びかけにこたえて振り向いたその人は、確かにこなたその人だった。 こなたは以前と変わりない笑顔とのんびりとした口調でかがみに話しかける。 「久しぶり~元気にしてた?」 「はぁ…はぁ…あんた、どうしてここに…自分の成人式は…?」 かがみは整わない呼吸を無視して尋ねる。対するこなたはやはりのんびりとした口調を崩さず、 「私の地元の成人式は昨日だったんだよ。で、折角だからこっちにも顔を出してみようかな~と思ってね。 思ったとおり、見知った顔も居るみたいだしね」 こなたの視線が向く方を振り返ると、遠くでみさおとあやのが手を振っていた。こなたは2人に手を振り返しながら 「まぁもっとも、私よりもお父さんが張り切っちゃってるんだけどね、いつものとおり」 と言ってため息をついた。 こなたの言葉通り、その時そうじろうは運動会でも披露した愛用のカメラ(通称・バスターランチャー)を駆使して 女の子の振袖姿を片っ端からシャッターに焼き付けていた。 「あんたもおじさんも、相変わらずなのね。いや…」 そこまで言って、かがみは言葉が続けられなくなってしまった。 振袖姿のこなたは、背格好だけ見れば子供のようにも思えるが、 髪を後ろで束ねているためか、すらりとした首筋があらわになっており、 そこから僅かに立ち昇る大人の色気につい見とれてしまっていたのだ。 「かがみ、どったの?急に黙っちゃって」 「えっ!?い、いやぁその…」 「頬も真っ赤だし。あ、さては化粧を張り切りすぎたな~?」 大人の女に憧れてやりすぎたか。そう言ってにやにやと笑うしぐさも昔のままだ。 「ち、ちがうわよ別に…大人の女とか言うなら、あんたがそういう服着てても、成人式じゃなくて七五三にしか見えないわよ」 「むぅ、言いたいことを言いなさる…でも、かがみは相変わらずみたいだね」 「何がよ…ああ、私が容赦ない突っ込みを入れる所が、か?」 先ほどのみさおとのやり取りを思い出しつつ、かがみはわざとトゲのある聞き方をした。 勿論、それはこなたへの照れと本心を悟られぬための方便だ。 これで何とか話題を変えられたかな、とかがみが気を緩めたその時。 「ううん。突っ込みを入れる所がかわいい、って事が相変わらずだなって」 こなたそう言ってにっこりと笑ってみせた。 「なっ…な…あ…」 こなたの予期せぬ反撃に、かがみの頬がますます紅潮していく。こうなっては、もう冗談ではぐらかす事もままならない。 「ば、バカなこと言ってないで…ほら、いくわよ。つかさや日下部たちも待ってるわ」 恥ずかしさに耐えかねたのか、かがみは背を向けてさっさと歩き出してしまった。 「うん。いこう」 そう応えて後を追うこなたも、このとき化粧越しに頬を赤らめていたのだが、背中を向けているかがみには、ちょっとわからなかった。 コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(*´꒳`*)b -- 名無しさん (2023-01-03 20 51 47)
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それは昨日の夕食時の事だった。 「あの~。私、明日は朝から出掛けて、夜はみなみちゃんのお家にお泊りするから、朝ご飯以外はいらないからね」 「ああ、そういえば、お父さんも明日は朝から新刊のサイン会があって、その後は編集の人と打ち合わせがあって帰りが遅くなると思うから、昼と夜はかがみちゃんと二人で食べておいてくれ」 明日は朝から、お父さんとゆーちゃんが出掛けて居ない。 つまり、一日中かがみと二人っきりになると――。 これはオタクとして、女として、このレアイベントを最大限に活用しなきゃバチが当たる。 そう思い立った私は、試験前夜の一夜漬けの時以上に脳をフル回転させ、明日の一日を有意義に過ごす最良のプランを導き出した。 名付けて「今日のかがみの夕食は私だよ(性的な意味で)計画」だ。 “攻め”も良いけど、たまには“受け”もやってみたいからね。 そうと決まれば、念入りな準備が必要という事で、私はお風呂に入ると、いつもよりも早くに就寝する事にした。 勿論、かがみとのおやすみのチューや、私とかがみのめくるめく愛の欲望番外地も今日はお預けだ。 今日は“疲れてる”(この部分を特に強調)から早めに寝るね、とかがみに告げると、かがみは物凄く寂しげな表情をしながら頷いた。 ごめんね、かがみん。 でも、こうしないと、かがみが寂しがりやのうさちゃんからお腹を空かした狼に変態(トランスフォーム的な意味で)しないからね。 かくいう私の方も、遠足前日の小学生のようになかなか寝付けなかったけれど、羊の数、もとい、かがみの数を数えている内になんとか寝付く事が出来たのだった。 翌朝。早寝の効果もあって、私は予想通り隣で寝ていたかがみよりも早くに起きる事が出来た。 多分無いとは思うけど、遅くまで寝ていたら、先に起きたかがみに朝這いされて計画が台無しになる可能性もあったからね。 その後は、お父さん、ゆーちゃん、私よりも20分後に起きたかがみを交えて朝食を取った。 リビングで見せた今朝一番のかがみの表情は、一見すると澄ました表情に見えるものの、かがみ専門家の私にしてみれば、「これは溜まって来てるな」というような顔だと一目で分かる。 よしよし。この後も、慎重且つ大胆に計画を遂行していきますか。 ☆☆☆☆☆ 二人を送り出した後、私は夏休みの宿題を片付ける事にした。 「とゆーわけで、かがみ宿題見せて」 「結局それかよ! っていうか、いい加減、高校3年なんだから、それくらい自力でやんなさいよ」 「やだよ。面倒くさいし」 「面倒くさいって、アンタのノルマだろうが! ああもう、絶対に見せないから全てアンタ一人で解きなさい!」 ううっ…。このままじゃ課題に追われる作業だけで、今日一日が終わってしまうじゃないか…。 仕方ない。ちょっと予定が早まるかもしれないけど、ちょっとカマをかけてみるか。 「ああ…、せっかく結婚してから、始めて二人っきりで過ごせると思ったのになぁ…。かがみはそれで良いの?」 「うっ…。わ、わかったわよ。今日だけだからねっ!」 目をうるませ、上目遣いでそう言うと、かがみはいとも簡単に陥落した。 「あ~ん、かがみ大好き~♪」 「あっ、コラ、そんな事で抱き付くな!」 「こなたは嬉しくなると、ついかがみに抱き付いちゃうんDA☆」 「何言ってんのよ、このバカ…」 おおっ、デレたデレた。 だけど、このままズルズルと行っちゃうと、肝心の計画も宿題を写す作業も進まなくなっちゃうから、一旦ここで退いておかないとね。 「じゃあ、そーゆーわけで借りてくねー」 私はあっという間に抱擁を振り解くと、かがみの宿題を借る為、かがみの部屋に華麗に入室した。 部屋のドアを閉める直前、あのまま廊下に突っ立っているかがみの様子をチラ見すると、呆然としたかがみの姿がそこにはあった。 ☆☆☆☆☆ さてと、なんとか宿題も片付いた事だし、お昼ごはんの支度でもしますか。 ちなみに、今日の献立はご飯に納豆、オクラに山芋のとろろ汁。そして昨日の残り物のジャガイモの煮っ転がしだ。 …やけにネバネバとした物が多いのは、勿論精力を高める為である。 まぁ、女性にも効果があるのかどうかは知らないけどさ。 そして、私はその二人分の食事をテーブルに向かい合わせではなく、隣り合わせで配置する。 なんと言っても、これがこの作戦の最重要ポイントになるからね。 「かがみー。昼ごはん出来たよー」 「あー、はいはい」 私は部屋でラノベを読んでいたかがみを呼び出す。 返事をするかがみは、心なしか、やや不機嫌そうに見える。 まぁ、あれから一度もかがみに構わず宿題を写し続けてたんだから、そうなるのも当然かな。 私は敢えてその事を気にするような素振りを見せずに、かがみを席に着かせる。 「あれ? 私の分の箸が無いんだけど…」 すると、自分の箸があからさまに置かれていない事に気付いたかがみは、困惑の表情を浮かべた。 私はその指摘にも対応せず、そそくさと一口では食べきれない大きさのジャガイモを箸で半分に割ると、それをかがみの口の前に持っていった。 「はい、かがみ。あーんして」 「なっ!?」 かがみの顔がみるみる内に赤く染まっていく。 ここはどんどん押していかないと…ね。 「ああ、そっか~。普段は人前でこういう事をやるのは恥ずかしいからって何度も拒否してたもんね。でも、今は二人っきりなんだし――」 「わ、わかったわよ。食べれば良いんでしょ、食べれば」 観念したかのように開かれたかがみの口に、私はジャガイモを運び込む。 「どう?」 「…うん。昨日よりも味が染みてて美味しいわよ」 相変わらず顔を真っ赤にしたまま、しおらしくそう答えるかがみ。 そんな夢にまで見た光景に、実の所、私の方も興奮を隠せなかったりする。 続いてご飯を差し出すと、それもかがみは黙って食べた。 そうなんだよ。私がずっとこれがやりたかったんだよ! 完全に調子に乗った私は、とろろ汁の入ったお椀を傾け、口の中に流し込むと、両手でかがみの顔を引き寄せていく――。 「ちょっ、こなっ……」 ――どう見ても口移しですが、何か? しかも、そのまま軽くフレンチキスに移行するコンボも炸裂させている。 …うーん。何度キスしても、かがみの唇は柔らかくて全然飽きないなぁ…。 でも、あんまりやり過ぎるとご飯が冷めちゃうから、そろそろこの辺で――。 「んっ…ぷはっ……はぁ…はぁ…」 「かがみ、おいしい?」 「うん…おいしい…」 「んじゃ、次は――」 「も、もういいわ! あとは自分で食べるから!」 「えーっ? 別に良いじゃん、二人っきりの時にしか出来ないんだよ?」 「そんな事言っても、あまり時間を掛けすぎるとご飯が冷めるし、それに…これ以上されると私の理性が持たないわよ!」 生殺し状態のかがみは半泣きになりながら私にそう懇願してくる。 「あー…。それはさすがにマズイよね……」 ――今襲われると私の計画が台無しになっちゃうし。 「ん、何か言った?」 「いやいや、何も言ってませんよ、かがみ様」 「急に敬語になる所が却って怪しいんだが…」 「まーまー、そんな事はどうでも良いから早く食べないと冷めちゃうよ」 私はそう誤魔化しつつ、かがみの分のお箸を差し出すと、かがみは若干納得のいかない顔をしながらも、それ以上詮索する事無く料理に手を付け始めた。 ふぅ、危ない危ない…。 「それにしても、今日のおかずの偏り具合はどうにかならなかったのか?」 「夏だからね。ネバネバな物を食べて精力を付けないとさ」 「…それは“誘ってる”と受け取って良いのか?」 「さぁて、どうだろうね?」 ニヤニヤしながらそう答えると、一瞬だけどかがみの瞳が妖しく輝いたのを私は見逃さなかった。 これでこの場面はみっしょんこんぷりーとだね♪。 ☆☆☆☆☆ 食後、寂しがり屋のウサちゃんは、事ある毎に私に引っ付いて来るようになったのだけど、私はそれをテキトーにあしらい続けた。 「ねぇ、こなたぁ」 「ごめん、かがみ。これから洗濯を始める所なんだよ」 「ほら、こなたってば~」 「あ、ごめん。これからお隣に回覧板を届けて来ないといけないんだよ。あそこのおばさん、話を始めると長くてねー」 「こ~な~た~」 「残念だけど、洗い終わった洗濯物はすぐに干さないと皺になっちゃうから…」 「こなたん♪」 「かがみん、これから宅急便が来るんだよ」 「こなちゃん♪」 「かがちゃん、悪いけど、今配達物の中に入ってたプチプチを潰すので大変だから…」 「……」 かがみは恨めしそうな顔で私を見つめていたかと思うと、…もういい、と一言だけ吐き捨てて、ソファーの上で不貞寝を決め込んでしまった。 あー、とうとう拗ねちゃったか…。 さすがにプチプチ潰しを理由にするのは自分でもどうかと思うけど、今は何がなんでもかがみのフラストレーションを溜めさせなければならない。 相手にその気にさせておいていざとなれば焦らす。いわゆる押して引くの作戦だ。 っていうか、普段の受け身な生活(性活?)に飼い慣らされてしまったかがみは、ここまでやらないと積極的になってくれないんだよね…。 …さてと、ちょっと早い時間だけど、これ以上引っ張ると逆に雰囲気が悪くなるだろうし、そろそろ仕掛けに入らないといけないね。 意を決した私は、本番に臨む準備に取り掛かる為、音を立てないように自分の部屋に引っ込んだ。 ☆☆☆☆☆ 「…ほら、かがみ。晩ご飯の時間だよ。起きて」 しばらくして、私は不貞寝状態のままのかがみを起こそうと、体を揺する。 「なんだよー。まだ5時にもなってないじゃな――」 きっと狸寝入りしていただけなんだろう。寝起きとは思えない素早いレスポンスで、非常に不機嫌な顔をしたかがみがこっちを向き――私の姿を目にして、ものの見事に硬直した。 「あ、あんた、その格好…」 「えへへ…。みんな大好き裸エプロ~ン♪」 驚くかがみの目の前で、私はまるでモデルさんのようにクルリと一回転してみせる。 いや~、こういう時の為に、フリルの付いた白エプロンを買っておいて正解だったね。 「どう、似合う?」 「い、いや、似合うけど…。っていうか、似合いすぎ…」 くふふ、動揺しすぎて本音まで口に出してるよ…。こういう所が可愛いんだよね。 散々焦らされたせいなのか、これだけで既にKO寸前なかがみに対して、私はトドメとしてオーバーキル確実な一撃を叩き込む。 「だからさ…かがみ、今夜はおなかいっぱいにわたしをた・べ・て。…ねっ?」 殺し文句と共に、人差し指を唇に当てて、一番自信のある悩殺ポーズを決めてみせた。 すると、その刹那、 「っ、こなたっ!」 かがみの声が早いか遅いかぐらいのスピードで、私の視界が大きく動く。 その原因が、私がかがみに押し倒されたからだと認識した時には既にかがみは私の体中にキスの嵐をお見舞いしていた。 そして、キスをしながら、かがみは衣服を脱いで行く。 私はそれを器用だなーと思いながら、黙ってその様子を見守った。 「ふふふ…。こなたぁ、今日という今日は容赦しないからね、覚悟しなさい」 下着姿になったかがみは両手で私の顔を固定させ、目と目を合わせた状態でそう宣告する。 その目は、飼い慣らされた狼が野生に目覚め、迷える子羊を狩ろうとしている物そのものだった。 勝った…計画通り。 意図したままに事が進んだという事実に私は大きな満足感を感じながら、その身をかがみに委ね――。 「ただいま~。いや~、打ち合わせが思いの外早く終わってな――」 これまた絶妙なタイミングで家に帰ってきたお父さんによって、何時間も掛けて作り出した空気や計画は全てが台無しになった。 そして、裸エプロン姿の娘と、その娘の嫁が下着姿で娘を押し倒しているというカオスな光景を目の当たりにしたお父さんは――目を点にしたまま完全にフリーズしてしまった。 …えっと、これなんてデジャヴ? しかも良く見たら、かがみも私を押し倒したまま恥死してるし…orz ☆☆☆☆☆ 後日、恥ずかしながらも、私はお父さんが何故あの時フリーズしたのかを聞いてみた。 するとお父さんは、「死に別れた嫁と瓜二つな娘が、同性の嫁を連れてきて裸エプロンと下着姿であんな体勢になってる所を目撃したら、昇天するに決まってるじゃないか。色んな意味で」と真面目に答えてくれた。 あと、散々たる結果だった私達とは対照的に、ゆーちゃんの方は上手く行ったようだ。 …どういう意味でかは知らないけど。 ちなみに、今回使用した『裸エプロンこなた』は、後日、性欲を持て余したかがみが“徹底的に”美味しく頂きましたとさ。 アルバイト始めましたへ続く コメントフォーム 名前 コメント (≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-05-05 22 44 40) こなちゃんかがちゃん -- 名無しさん (2023-02-13 02 55 49) もう……ずっとニヤてしまう… -- 名無しさん (2020-11-11 05 35 30) 正に至高のバカップルですね -- 名無しさん (2013-03-19 20 57 51) ドナルドwww -- 名無しさん (2012-12-08 11 06 24) 想像したら鼻から出血多量! -- かがみんラブ (2012-09-23 20 52 17) ニヤニヤがとまんねぇwwww -- 名無しさん (2009-04-27 20 25 35) おぉ…、…すげ… -- 名無しさん (2009-04-27 01 56 09) ニヤニヤがヤバい 後日に 美味しく頂けて良かったね!!かがみん!!(性的な意味で) -- ラグ (2009-02-01 16 23 38) ニヤニヤが止まらねぇw -- 名無しさん (2009-02-01 04 38 54) そwwうww君wwのwwバカww -- ハルヒ@ (2008-09-22 01 45 45)
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